RMTとオンラインゲーム業界

オンラインゲームで取得したアイテムや仮想通貨などを、現実世界で現実の通貨で取引することをRMT、Real Money Tradeと言う。
現実の通貨に換金できることから、仮想通貨獲得目的での社内外からの不正アクセス、また人件費の安い国からの24時間操業やBOTでの通貨獲得などがあり、本来のゲームを楽しむ目的とは別の側面を持つ。
前者の部分では、詳細なログの記録運用やアカウントの制限などセキュリティの強化が主な対策。
後者の部分では、IPアドレス単位でのアクセス制御などネットワーク上のセキュリティ強化もあるが、proxyを通されればあまり有効な手立てではない。ネットオークションや掲示板などの監視を強化し転売目的のユーザアカウントを凍結するなどの対策もある。
RMT自体は違法ではなく、新しい分野だけに法的解釈もないため、詐欺行為や不正アクセス防止法違反で対処するしかないのが現状。
日経コンピュータ2007年2月5日号「動かないコンピュータ」より抜粋)
cf. http://www.cesa.or.jp/game_online/20061225.html