ltmodem
ようやく起動。
これでサーバにさえつなげれば、コンソールポートにダイヤルアップできるようになる。
新たに命綱確保。
今まで使っていたPCIモデムをConexantのものからAgereチップ使用のものに変更したので、記録として手順をまとめてみる。
0. カード準備
Winmodemなどと称されるPCI接続のモデムカードはハードウェア単体では動かず、OSからのドライバによる制御が必要。そのため、MS系OS以外だと設定が大変。
モデムカードには、大きく分けて3社がチップを提供している。
- Agere(former Lucent)
- PCTel
- Conexant(former Rockwell)
この中で、Linuxに適応しやすいのはAgere(Lucent)チップを使っているものとConexantチップを使っているもの。
Agereのものはフリーで設定できるが、Conexantのものはドライバーを購入する必要あり。
チップはボードを見ればサクッと分かる。
Agere -> http://64.126.95.102:8080/gromitkc/agere/agere_L56DMS.html
Conexant -> http://64.126.95.102:8080/gromitkc/conexant/rockwell_rc56hcfpci.html
1. 設定
Agere用ドライバーはココ(http://martian.barrelsoutofbond.org/index.html)からダウンロード。インストール自体は説明どおりに進めれば簡単に行ったので省略。
2. 起動時設定(CentOS4.x使用。適宜置き換えのこと。)
カードをソフトウェアで制御する必要があるため、
modprobe martian-dev
/usr/sbin/martian_modem
としプログラムを常時動かしておく必要があるので、起動時に立ち上がるよう、/etc/rc.localに設定する。
ただし、一般ユーザからは起動、参照できないため、こちら(http://ubuntuforums.org/showthread.php?p=2010189)を参考にし、
/usr/sbin/martian_modem --daemon --user=root --mode=0666
としておいた。
これで、
minicom -o modem
なんてことをすれば、モデムにシリアルケーブルで接続しているのと同じ状態。
atコマンドで電話をかけられるようになる。