Overlander roadhouse - Hamelin Pool (approx.30km)

シャワー後、ベジマイトのトーストとインスタントコーヒーの簡単な朝食を済ませて、Hamelin Poolへ。
今回の旅の目的にストロマトライト*1を見に行くことだが、それが見れる場所がここ、Shark Bay。
写真はストロマトライトなのだが、イメージとしては「まりも」とサンゴ礁を足して2で割ったような岩みたいなもの。藻が付いてその上に砂がついてを繰り返して成長していく。それ自体はもう固まっているので硬いはずなのだが、なにせ触れるわけにもいかないので眺めるだけだった。
シャークベイの一番奥の部分は、遠浅の海岸と強い日差しのため、塩分濃度が他に比べて濃いために生物がほとんど生息していない。また、波もほとんどないおかげもあって、今でもストロマトライトが生息できているとのこと。
また、この周辺の海岸は、砂の代わりにとてつもなく大量の小さな白い貝殻で覆われている。とてもきれい。
日差しもちょうど良く、風が少し冷たく、とても静かなところ。ただそこにいるだけで、不思議と落ち着け、居心地がとてもよかった。
このストロマトライトを初めて知ったのは、中学生か高校生の頃に見た本に載っていたもの。実際に見にいけるとは思っていなかったし、まぁ、行ければ良いかな程度に思っていたのだが、行って良かったと思えた場所だった。
「モノより思い出」「priceless」って感じでしょか…。

*1:活きている化石とも呼ばれ、最古のものは35億年前に生息されているのが確認されている。これの出現によって、地球の大気中に酸素が放出され、オゾンが出来ることで紫外線が遮られ、現在の動植物が陸地でも生活できるようになっていく。